文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫) M・スコット・ペック (著), 森英明 (翻訳)
長男(12歳)の嘘が続いたのをきっかけに、「平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学」を読んでみたところ、久々に夢中で読みました。面白かった!
ちなみに、本の内容は長男の嘘とは関連がありませんでした。一方で、仕事を通して感じていたことを代弁してもらったかのような感覚になり、あっという間に読み終えました。
- 患者とみなされていた子どもに実は病的なところはなくて、周囲の環境に対して当然の反応を示していただけなのだということ。また、病気とみなされていた子どもの周囲の環境にこそ、病的なものが存在している可能性があること。
- 親の愛情不足によって子どもが否定的な自己像を身につけるようになること。
だからこそ、大人は、自分の振る舞いが子どもにどのような影響を与えているかをチェックしていく必要があるのでしょう。
「里子の受け入れが養育家庭の実子に与えた長期的影響」の研究にも通ずる内容といえます。